北岳登山(2)

8月の北岳登山続き。

広河原から白根御池小屋を通って、「草すべり」と呼ばれる坂を登り、10:40頃稜線に出ました。
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左は仙丈ヶ岳、右は甲斐駒ヶ岳。仙丈ヶ岳は標高3000m超です。
近くに外国人の方がいたので、ぐちゃぐちゃな英語で周りの山の説明をしてあげたら、流ちょうに英語をしゃべるお兄さん(日本人)が会話に加わってくれました。
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そして仙丈ヶ岳の奥に見えるのは北アルプス。
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さあ肩の小屋に向けてあとちょっと、素晴らしい山道です。
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仙丈ヶ岳を見ながら。
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振り返れば甲斐駒。
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11:10、肩の小屋が見えました。標高3000m。
白根御池小屋から2時間20分、広河原からは4時間半。
すごい構えて登ったんですが午前中に着いちゃったな。英語の流ちょうなお兄さんは、「農鳥親父に怒られるかもしれないけど今日農鳥小屋まで行こう」と言っていました。
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ですが、自分はもうここでゆっくりしようと思います。
テント場の向こう、雲海の上に富士山がちょこんと顔を出しています。
まだテントを張る場所はたくさんあります。
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場所さえ確保できればこっちのもの 笑
ゆっくりテントを設営します。というか、こういうのほどくの苦手なんだよね・・・
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先ほどの外国人の方もテント場に来て、話しながら設営していたら1時間近くかかってしまいました。
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いい場所です。
しかし、直射日光を浴びるテントの中はなかなかの暑さ。さらにこうしているとアブがたくさんテントに入ってきてなかなかウザい。
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仙丈ヶ岳を見ながら自分にご褒美。
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13:30にもなるとテント場はここまで埋まってしまいました。
少し離れた場所もあるので、テント張れないということはないのですが。
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暇を持て余してきたので、北岳山頂まで行ってみようと思います。
カメラと水だけ持っていきます。
ちょっと険しいぞ。
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高度を上げていきます。
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20分しないうちに山頂が見えてきて、23分で山頂に着きました。
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登ってきた方を振り返ります。
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標高3,193m。日本で2番目に高い山です。
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雲の向こうには日本で一番高い富士山。
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南側には、日本で3番目に高い間ノ岳へ続く稜線が見渡せます。
奥さまが「間ノ岳への稜線を見たら、もうこの先行かなくていいやと思った」と言っていたけど気持ちが分かりました。次回来ることがあれば、間ノ岳、そしてその先へ行ってみよう。
しかし、この稜線かっこよすぎる。
夕方の赤みを帯びた斜光下での稜線も見てみたいんですが、ライトも防寒着も持っていません。残念・・・
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眼下の北岳山荘をアップで。
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山頂で1時間ほど景色を堪能してテント場へ下山。
ガスがかかってきました。
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そして、ブロッケン現象。
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自分の分身と遊んだ後、早めの晩ご飯としました。
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そんなころ、鹿児島の子どもが「今から夜の飛行機で帰るから、駅まで迎えに来て」と連絡をよこしてきました。明日帰るって聞いてたのに急にそんなこと言われても山の上にいるから無理だよな、と思いつつ、自分も平日にいきなり山に来ちゃったりしてるので、まあ「蛙の子は蛙」なんですかねえ。

この記事へのコメント

  • 青い森のヨッチン

    40年くらい前の高校のワンゲル部登山ではまだ部のテントは家型テントでこうしてテント場で設営している今時珍しいって見学に来る人もいましたねぇ(当時はダンロップ製テントが結構多かったかなぁ)
    部活登山ではブロッケン現象なんて見ている余裕もなかったです、たぶん条件としては数回見ていてもおかしくなかったくなっちゃいました。
    結局部活登山以降は個人山行もご無沙汰です。
    2022年10月14日 11:04
  • asa

    北岳は、随分昔に2回ほど登りました。間ノ岳、農鳥も縦走しました。懐かしく拝見しました。それにしても、広河原から4時間半とは早いですね。
    2022年10月14日 11:39
  • だほん

    北岳は行きたいと思っています。
    そろそろ無理は禁物の年頃、3000m級の山は他にしようかな?
    2022年10月14日 16:45
  • Jetstream

    天気も良く、素晴らしい爽快な眺めですね。間ノ岳への3千M稜線は見るだけでもいいです。2度登りましたがもう無理、記事を拝見し楽しませて戴きます。!(^^)!
    2022年10月14日 19:58
  • えすぷれそ

    > 青い森のヨッチンさん
     昭和の終わりの山岳系の部活はそういう厳しいイメージですね。
     自立するドーム型しか使っていないので家型テントは難しそうです。

    >asaさん
     延々と登りが続いていていつつくんだろう?とあまり休まず登っていたら昼前に着きました。
     いつか農鳥方面の縦走もしたいですね。

    >だほんさん
     天候に恵まれたこともありますが北岳良かったです。
     小屋泊まりか途中の白根御池で1泊するのもありかと思います。

    >Jetstreamさん
     まる1日山頂にガスがかからなかったのは良かったです。
     稜線を(見るだけですが)堪能させていただきました!
    2022年10月17日 00:30